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Xstream project 1

Soul Hunter

構成・演出・振付:北村明子

2023年11月3日(金・祝)~11月5日(日)
会場:シアタートラム

狩猟と憑依の奇妙なエコロジー

獲物を狙う猟師は夢幻の森へと分け入り
あらゆる皮膚で音の震えを捉え、まだ見ぬ獲物へと同化する
未知の影に潜む断片の記憶と刻を合わせる
時間は静止して万物を溶かす獣と交差し
種を超え、生と死、過去と未来の間に舞い込む
無意識が軀を摑み憑依は逸脱する
確実性の疑問──秩序から逃走する応答の旋律がダンスを奏でる
……………………………………………………………………………………….

フィールドワークを軸とした国際共同制作を数多く手がける北村明子による新たな試み「Xstream project」の第一弾。
フィリピンと日本のアーティストが共演する舞台で、現代のアニミズム・シャーマニズムの在り方を問う。

音楽・作曲:横山裕章(agehasprings)
映像・美術:兼古昭彦
ドラマトゥルク:
 ジュリエン・サンチェス|Giullienne Sanchez
 ハンディオン・カプーノ|Handiong Kapuno

出演:
 井田亜彩実
 岩渕貞太
 黒田 勇
 小暮香帆
 辻本 佳
 西山友貴
 マジェンタ|Magenta、他

日程
2023年11月3日(金・祝)~11月5日(日)
11月3日(金・祝)19:30
11月4日(土)14:00/18:00★
11月5日(日)15:00★
※ロビー開場:60分前 客席開場:30分前
※「★」の回はアフタートークあり(詳細はページ下段をご覧下さい)

会場
シアタートラム(〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4丁目1−1)
Tel. 03-5432-1526
「三軒茶屋」<東急田園都市線(渋谷駅より2駅・5分)・世田谷線>より直通
https://setagaya-pt.jp/guide/access

チケット
料金|整理番号付自由席 

一般 5,000円
29歳以下 4,000円
高校生以下 2,000円
※当日券は500円増し
 
世田谷パブリックシアター友の会:4,700円(前売のみ)
せたがやアーツカード:4,800円(前売のみ)※世田谷区在住の方対象
 
※ 29歳以下・高校生以下チケットは、当日要証明書
※ 未就学児はご入場いただけません。

※ 公演中止の場合を除き、チケットの変更・払い戻しは致しかねます

チケット取り扱い
一般発売日: 9月4日(月)10:00~

世田谷パブリックシアターチケットセンター(電話・窓口) 
Tel 03-5432-1515(10:00-19:00)

一般料金より10%割引(付添者は1名まで無料)
申込み:世田谷パブリックシアターチケットセンター 
Tel: 03-5432-1515

¥2,200(1名につき)
対象:生後6ヶ月以上9歳未満(障害のあるお子様についてはご相談ください)
申込み:世田谷パブリックシアター
Tel: 03-5432-1526(ご希望日3日前の正午まで)

『Soul Hunter』trailer

先祖崇拝と精霊信仰-自然と共生する人々の内的世界-

米野みちよ(静岡県立大学教授・民族音楽学者)

 フィリピン・ルソン島北部の2000メートル級の山々が連なる地域は、コルディレラ地方とよばれ、いわゆる先住民が生活している。地域にもよるが、狩猟採集・焼畑・陸稲耕作・水稲耕作などを同時に行なっている。自然と共生するいわゆるスローライフを営むが、現代では現金収入も必要で、公務員、ジプニー運転手、道路工事、出稼ぎなど、就業もしている。町部では1970年代ごろから、僻地でも2000年代ごろから電気が通るようになり、携帯電話の普及率はかなり高い。小学生の就学率は9割を超え、人々は、フィリピン人としてのアイデンティティをもちながらも、村や部族への強い帰属意識をも併せもつ。

 20世紀以降、彼らの多くがキリスト教を受け入れてきているが、先祖崇拝と精霊信仰は持ち続けている。日常的に、亡くなった先祖の霊の存在を気にし、棚田の水源となる山と川は、謙虚な畏れをもって大切にする。心穏やかでないことがあれば、村の長老や霊媒師に相談し、生贄と祈りをささげる。ただ今日では、通過儀礼や農耕儀礼は盛んだが、霊媒師とその出番は少なくなってきている。本公演は、現地出身の若手アーティストとのコラボであるが、時代と共に移り変わる先祖崇拝や精霊信仰といった文化の様相を、日本とフィリピン両国における身体表現の切り口で捉えなおし、土地に根付いた生活文化と人の営みの結びつきに新たな視点をもたらそうとする意図が込められている。

北村明子(構成・演出・振付)コメント

無事に初日明けました!たくさんの皆様にご来場いただき皆様の暖かい応援に心より感謝申し上げます。
本番直前まで、ダンサーとクリエーターの素晴らしいチームークでむくむくと作品の力強い脈が生まれてくるのを感じていました。
思い描いていた以上のパワフルで凄みのある作品になり、ダンサー、パフォーマーの身体が織りなすドラマの圧が伝わってくる仕上がりになりました!フィリピン山岳地域でフィールドレコードした音も重層的なグルーヴに編み込まれ、身体中をエネルギーで満たしてくれます。ハンターが獲物に魅了され、ダンサーがダンスという生物に魅了され、虜になっていくドラマから始まるダンス体験。とにかくダンサーが凄まじくかっこよく、切なく、面白いです。是非とも劇場にご来場ください!












PhotoⓒHiroyasu Daido

『Soul Hunter』After Talk

『Soul Hunter』11月4日(土)18:00の回と、11月5日(日)の回で、ゲストをお招きしたアフタートークを実施することとなりました。4日18:00のアフタートークゲストは美術家で北村明子とのコラボレーションも記憶に新しい大小島真木さん。司会は大小島さんと活動を共にする編集家の辻 陽介さん。また5日のゲストは北村が主宰したダンスカンパニー「Leni-Basso」でのプロデューサーを務めた布施龍一さんに登壇いただきます。

『Soul Hunter』アフタートーク①
11月4日(土)18:00の公演終演後
登壇者:大小島真木(現代美術家)、北村明子(『Soul Hunter』演出・振付・構成)
司会:辻陽介(編集家)

大小島真木 おおこじま・まき
東京を拠点に活動するアーティストおよびアートユニット。異なるものたちの環世界、その「あいだ」に立ち、絡まり合う生と死の諸相を描くことを追求している。 インド、ポーランド、中国、メキシコ、フランスなどで滞在制作。2017年にはTara Ocean 財団が率いる科学探査船タラ号太平洋プロジェクトに参加。 近年は美術館、ギャラリーなどにおける展示の他、舞台美術なども手掛ける。主な出版物として「鯨の目(museum shop T)」など。 2023年より、かねてより制作に関わっていた編集者・辻陽介との本格的な協働制作体制に入り、以降、名称をそのままに、アートユニットとして活動している。

『Soul Hunter』アフタートーク②
11月5日(日)15:00の公演終演後
登壇者:布施龍一、北村明子(『Soul Hunter』演出・振付・構成)

布施龍一  ふせ・りゅういち
ダンスカンパニーLeni-Bassoのプロデューサーとして北村明子と20年以上にわたって活動を共にしたのち、現在は拠点をもたず世界各地を移動しながら、著名な実業家やクリエイター、インフルエンサーたちからの依頼を受けてメンター、コーチ、コンサルタントとしてのセッションを提供する傍ら海外やZoomでのセミナーも行っている。

【ご注意】
※当該の公演にて終演後準備が出来次第実施いたします。ご覧になるお客様はお席にてお待ち下さい。
※本公演の別の回のチケットをお持ちでトークをご覧になりたいお客様は、各開催日2日前までに info@akikokitamura.com 宛にご連絡ください。折り返し集合時間などをメールにてご連絡させていただきます。席数に限りがあるためご希望に沿えない場合もありますのでご了承ください。

Staff

舞台監督:川口眞人(レイヨンヴェール)
音響:星野大輔
照明:久津美太地(Baobab)
衣装:池田木綿子
広報:小仲やすえ
フィリピン アドバイザー:反町眞理子
映像音楽協力:
Rainel Lee、Gladys Maximo、Joseph Madiwo、Elvin Hangdaan、Chao Sudaypan
記録撮影:大洞博靖

制作:岩中可南子、林慶一
宣伝美術:GOAT

主催:一般社団法人オフィスアルブ
提携:公益財団法人せたがや文化財団 世田谷パブリックシアター
後援:世田谷区
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成]、公益財団法人朝日新聞文化財団
協力:株式会社FBDゼロ、公益財団法人セゾン文化財団、シバイエンジン

Profile

北村明子 ポートレート写真 

北村明子 Akiko Kitamura
構成・演出・振付

ダンサー・振付家 信州大学人文学部教授
バレエ、ストリートダンス、インドネシア武術を学び、早稲田大学大学院文学研究科在学中の1994年ダンス・カンパニー、レニ・バッソを創設。1995年文化庁派遣在外研修員としてベルリンに留学。帰国後、2001年代表作『finks』を発表。世界60都市以上で上演され、モントリオールHOUR紙の2005年ベストダンス作品賞を受賞。2003年American Dance Festival(USA)からの委託作品『enact oneself』はベストダンス・オブ・ザ・イヤー(ノースカロライナ州)に選出。
2010年よりソロ活動として、リサーチとクリエイションを行う国際共同制作プロジェクトを展開。これまでにインドネシアとの国際共同制作、東南~南アジア国際共同制作を行い、国内外で上演。2018年に発表した『土の脈』は、第13回日本ダンスフォーラム大賞を受賞。2020年よりアイルランド~中央アジア~日本を越境する〈Echoes of Calling project〉を始動。2020/2021年度文化庁文化交流使。
「身体の思考」をもとに、創造活動をはじめ、演劇、オペラ、映画、CMへの振付・出演など、幅広く活動を行いながら、大学では、身体論、演出論、舞踊論の視点から「メディアとしての身体」をテーマに研究を行う。
PhotoⓒHiroyasu Daido

横山裕章 Hiroaki Yokoyama
agehasprings/音楽・作曲

音楽プロデューサー・作曲家。
アメリカ・テキサス州生まれ。幼少時代をオランダで過ごす。5歳よりピアノを始め、東京音楽大学作曲科(映画放送コース)を卒業。MISIA、緑黄色社会、Aimerなど様々なアーティストへの楽曲提供・アレンジ、サウンドプロデュースを手がけ、Awesome City Club、ビッケブランカ等のツアーにはキーボードとして参加。さらにTV-CMや映画、アニメなどの音楽、コンテンポラリーダンスシーンを牽引する北村明子(ダンサー・振付家)によるアジア国際共同制作プロジェクトCross Transit projectの音楽を担当するなど、その活動は多岐に渡る。

兼古昭彦 Akihiko Kaneko
映像・美術

映像作家・東京家政大学教授。
東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程修了。 1998年より北村明子主宰コンテンポラリー・ダンスカンパニー「レニ・バッソ」の映像制作・演出を手掛ける。以降すべての国内外のツアー作品に参加。舞台上での身体表現と映像表現の可能性を探る。2004 BankArt、2006年横浜美術館グランドギャラリーでのコラボレーション作品を発表。2010年、箏曲家とのコラボレーションで、上海万博日本パビリオン公演の映像演出を行った。



ジュリエン・サンチェス
Giullienne Sanchez
ドラマトゥルク

映像作家/ディレクター/脚本家/プロデューサー/俳優/シンガーソングライター/タロットリーダー。多分野にまたがり活動する先住民アーティストであり、「23 Sampaguita Artists Collective」と「LINKS — Building Bridges for Children」という、芸術・誠実・人間性・国家建設を提唱する2つの非営利団体を率いるコミュニティ・ワーカーでもある。バギオ市で生まれ育ち、母方はコルディレラ山脈全域、父方はビサヤ、ミンダナオ、そしてイギリス系アメリカ人のルーツを持つ。マクロでグローバルな視点を持ち、慈愛と普遍的な相関性を共通のテーマとして活動している。トロント・フィルム・スクールから全額の奨学金を授与され、リッキー・リーとキドラット・タヒミックの2人の国内アーティストの指導を受けながら、新進の映像作家として、フィリピンと国際的な視点から学んでいる。脚本、ミュージックビデオの制作、地域と才能のある人をエンパワーメントするショートフィルムの制作、より良い世界に導くドキュメンタリーの制作など、目的を持って創作活動を続けている。



ハンディオン・カプーノ
Handiong Kapuno
ドラマトゥルク

映像作家/シネマトグラファー/ディレクター/ミュージシャン。多方面で活躍する先住民アーティスト。現在、シネマトグラフィーの才能で注目を集めている。文化的、地域的リーダーであるジョセリン・カプーノと故ラフィ・カプーノの息子として生まれる。伝統やパフォーマンス・アート、映画に対する生来の情熱は、ディレクターやシネマトグラファーとしての仕事に表れている。幼少期からの恩師であるキドラット・タヒミックを見習い、また、草の根活動を教えてくれる両親に恵まれ、ハンディオンは真実を目指し使命感を持って創造活動を行っている。2人体制で活動することが多く、シネマトグラファーとディレクターを同時にこなす。シネマトグラファーとして、また、ストーリーテラーとしてのキャリアを築き、カリンガとビコールの祖先に誇りを持てるようになることを目指している。

 

井田亜彩実  Asami Ida
振付家・ダンサー/「Arche」主宰
筑波大学・大学院にて舞踊学を学ぶ。2013-2014年、文化庁新進芸術家海外研修にてイスラエルへ留学。2014-2019年、イスラエルの「MARIAKONG」に所属後、2020年、ダンスカンパニー「Arche」を旗揚げ。22-23シーズン、日本発ダンスプロリーグ“D.LEAGUE ”へ「LIFULL ALT-RHYTHM」として参戦。近年は、現代美術家大小島真木と共同制作「Species-種- Chapter2”パンタレイ”」(2022年)、神奈川県共催事業として「52ヘルツのうた」(2023年)を主催。現在は、長野と東京に拠点を置き、「人との繋がり」をテーマにワークショップや作品創作を行う。「International Competition of Modern Choreography in Vitebsk 2012」<第1位>、「横浜ダンスコレクション2021コンペティションI」<奨励賞>受賞など、国内外で受賞。信州大学非常勤講師。
Photo©️hitoha.nasu

 

 

岩渕貞太  Teita Iwabuchi
振付家・ダンサー
玉川大学で演劇を専攻、平行して、日本舞踊と舞踏も学ぶ。2007年より2015年まで、故・室伏鴻の舞踏公演に出演、今日に及ぶ深い影響を受ける。2005年より、「身体の構造」「空間や音楽と身体の相互作用」に着目した作品を創りはじめる。2010年から、大谷能生や蓮沼執太などの音楽家と共に、身体と音楽の関係性をめぐる共同作業を公演。2012年、横浜ダンスコレクションEX2012にて、『Hetero』(共同振付:関かおり)が若手振付家のための在日フランス大使館賞受賞、フランス国立現代舞踊センター(CNDC)に滞在。自身のメソッドとして、舞踏や武術をベースに日本人の身体と感性を生かし、生物学・脳科学等からインスパイアされた表現方法論「網状身体」開発。玉川大学と桜美林大学で非常勤講師を務める。DaBYレジデンスアーティスト。
photo©︎Sakiko Nomura 

 

 

黒田 勇  Yu Kuroda 
愛知県出身。幼少期からサッカー一筋だったが、高校入学時にブレイクダンスに憧れ、ダンスを始める。19年より〈Co.山田うん〉に参加。これまでに山田うん、北村明子、森下真樹、白井晃等の振付家・演出家のダンス、演劇、音楽劇、オペラ等に出演。他にもMVやアーティストのバックダンサー、イベントダンサー等、マルチに活動中。独自の動きと身体から生まれる正直な反応を融合した踊りを追求している。自身のダンスグループ〈Null〉も意欲的に活動している。

 

 

小暮香帆  Kaho Kogure 
ダンサー・振付家
自身の作品を発表しながら様々な領域で動きの美学を展開。笠井叡など多数振付家作品に出演、海外ツアーに参加。近年は他ジャンルのアーティストとのコラボレーション、映画/映像作品への振付出演、 “beautiful people”S/S 2023 パリコレクション出演など活動の幅を広げている。主なソロ作品「ミモザ」(2015)「D ea r 」(2023)など。DaBYレジデンスアーティスト。めぐりめぐるものを大切にして踊っている。https://kogurekaho.com
photo ©︎Toshiaki Kitaoka

 

 

辻本 佳  Kei Tsujimoto
ダンサー
5歳から20歳まで柔道を学ぶ。09’-13’カーン国立振付センターCompany FATTOUMI LAMOULEUX”Just to dance…”に参加。Monochrome Circus、あごうさとし、やなぎみわ、康本雅子、井田亜彩美、藤本隆行などの作品に出演。故郷である紀州熊野でフィールドワークを行い、自然物、音、写真、身体感覚を収集し、自らの身体を媒介とし再構築することで舞台作品を制作している。『Field Pray』と題して、『#1どうすれば美しい運動が生まれるか』『#2擬態と遡行』『#3泥炭地』を発表し、国際芸術祭などへも参加している。2021年2月に新作『洞』をTHEATER E9 KYOTOにて上演、同名写真作品シリーズを発表し、好評を博す。2021年8月には、WITHコロナにおける作品のあり方を探る滞在制作作品辻本佳『渠』シリーズ(主催:つじもとけい事務所)を、京都府八木市、長野県茅野市、京都府京都市にて展示、公演を行う。
Photoⓒkimsajik

 

 

西山友貴  Yuki Nishiyama
ダンサー・振付家
筑波大学体育専門学群を卒業後、同大学院を修了。文化庁新進芸術家海外研修員として1年間NYに留学。2013年より〈Co.山田うん〉に所属。
他にも平山素子、向井山朋子、近藤良平、鈴木ユキオなど国内外で活躍する振付・演出家の作品に参加。近年では、Inbal Pinto演出・振付のミュージカル『ねじまき鳥クロニクル』や長塚圭史作・演出の演劇『イヌビト〜犬人〜』、白井晃演出の音楽劇『銀河鉄道の夜2020』に出演。北村明子作品には2012年より参加し、To Belong、Dance Opera Gandari、Cross Transit 、Echoes of Calling projectに出演。2018年より飯森沙百合とのダンスユニット〈Atachitachi〉を結成し、『Sense Island-暗闇の美術島-』、『REAL by ArtSticker DAIKANYAMA ART WEEK』などで作品を発表。2022年には単独公演『PeepHole』を松本で上演。
日通学園流通経済大学ダンス部監督。

 

 

マジェンタ  Magenta
多分野にわたり活動するフィリピン出身のアーティスト。ミクストメディアの画家、パフォーマー、デザイナー、オカルティストとして、様々な媒体と精神的実践を融合させている。アンダーグラウンドカルチャーや伝統芸術に触れた後、東洋的なモチーフ、神秘的な要素、抽象性を作品に融合させ、人間の深層心理と超自然的な力との相互作用を探求。2020年に始まった現在進行形のシリーズ 「Energy Specimens 」は、アニミズム、神秘主義、古代文明、科学、バイオフィリア(生物や自然への愛情)について考察している。2015年以来、マニラとその近隣地域でソロ・パフォーマンスやコラボレーションを積極的に行う。2017年から2019年にかけて、フィリピン・デザイン・センターで芸術とデザインの集中トレーニング・プログラムを受ける。2018年から2020年まで「マニラ・フリンジ」に参加し、vogue ball cultureに出場。オルタナティブなアートスペースやクイアのクラブシーンを中心に活動。2020年には大阪で初の海外演劇コラボレーションを行う。現在は、工芸、サウンドアート、ダンス、瞑想など異分野とのコラボレーションを試みている。

【お問い合わせ】オフィスアルブ
info@akikokitamura.com / 080-5383-0577(10-20時)