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2021/07/013 [記事] 『ククノチ テクテク マナツノ ボウケン』
朝日新聞デジタル
ステージに心臓や耳のオブジェ 生と死思う舞台、横浜で

2021/07/013 [公演紹介・インタビュー] 『ククノチ テクテク マナツノ ボウケン』
SPICE
北村明子(振付・演出)×大小島真木(美術)が、KAATキッズ・プログラム 2021『ククノチ テクテク マナツノ ボウケン』を語る

2021/07/12 [公演紹介・レポート] 『ククノチ テクテク マナツノ ボウケン』
ローチケ演劇宣言!
KAAT キッズ・プログラム2021『ククノチ テクテク マナツノ ボウケン』稽古場レポート

2021/07/06 [公演紹介・コメント] 『ククノチ テクテク マナツノ ボウケン』
SPICE
北村明子(振付・演出)、大小島真木(美術)よりコメント&稽古場写真が到着 KAAT キッズ・プログラム『ククノチ テクテク マナツノ ボウケン』

2021/07/05 [公演紹介・インタビュー] 『ククノチ テクテク マナツノ ボウケン』
ステージナタリー
【特集】KAAT神奈川芸術劇場 北村明子が日常に“魔法のスパイス”を加える「ククノチ テクテク マナツノ ボウケン」 / プレシーズン5作品を舞台写真と共にプレイバック

2021/04/15 [レビュー] 『Echoes of Calling』
Echoes of Callingのレビューが日本照明家協会誌にて掲載されました。今回は特別にEchoes of Callingの部分の全文掲載許可を頂きました。

『日本照明家協会誌』No. 603 P. 30

STAGE REVIEW「コロナ禍のダンス」(執筆:舞踊評論家・貫成人)

前回、本欄で扱ったのが2月15日のTPAMだったので、ほぼ1年ぶりの執筆となる。コロナ禍でのコンテンポラリーダンスのあり方を示す、典型的な公演をいくつか取り上げたい。

(中略)

一方、コロナ直撃のダメージをまともに受けたのが北村明子『Echoes of Calling』(1月23〜29日、ストリーミング配信)だった。アイルランドから招聘した二名の音楽家は公演予定日のはるか以前に来日し、二週間の自己隔離を経ていよいよ公演というタイミングで緊急事態宣言が発出され、やむなく公演は中止され、映像配信のみとなる。しかし、この作品は劇場でリアルに体験しなければわからない空間感覚に満ちたものだったはずだ。

冒頭、暗闇の奥にあらわれるのは、巨大な手の映像だ。床に仰向けになったダンサーたちのうちひとりが持ち上げる手先と、天井から下がってきた指先とが触れあう。「世界の崩壊」「記憶の地震」「幸福な死」「新しい時間」といった文字テキストとともに、この作品が、ミケランジェロ《天地創造》に匹敵するような巨大な構図を視野に入れていることが観客の身体に伝わってきたことだったろう。

アイルランド独特の旋律による朗唱やパーカッションなどとつかず離れず展開するダンサーたちの動きは、何か外部の力に振り回されているかのようだ。向かい合うダンサーは、ぶつかりそうでぶつからず、相手をめがけた動きも空を切る。個々の動きは、随所に手先の素早い回転や細かいタメが入るなど、ノイズに満ち、観客を裏切っていく。

出入りする人々や動きの緩急によって空間の濃度が移り変わるうち、画面には巨大な足の指が映し出される。手前にあらわれたダンサーの足先をリアルタイムに撮影したものだが、大小が入れ替わり転倒した構図は、劇場で見てこそ大きな効果を発揮したことだろう。

やがて、体勢を低くした川合ロンの体から沸き出るような映像の白い泡が壁面を満たし、風に吹かれたように舞うと、舞台上の人々の動きと一体となり、アイルランドの楽曲とともに会場を満たし、新しい生命を得たようなダンサーたちが宙を舞う。従来、北村は、アジアなど各地に取材し、その土地の記憶や身体性などを取り入れて作品にしていたが、本作ではむしろ、アイルランドという存在との距離が強調された。その両者のあいだに、どちらがなくても生まれないが、どちらに回収されるわけでもない存在として一瞬、はじけたのが最後の閃光だ。

(後略)

2021/03/27 [レビュー] 『Echoes of Calling』
ダンスマガジン 2021年5月号(新書館)
「文化が人の身体に働きかける作用」(執筆:乗越たかお)

2021/02/04 [インタビュー]
アートWEBマガジン創造都市横浜
「横浜ダンスコレクション2021」2月4日開幕。 振付家・北村明子さんに聞く、今の時代とダンス

2021/01/23 [配信紹介記事] Echoes of Calling
DancersWeb
北村明子『Echoes of Calling』の有料配信は2021年1月29日(金)まで

2021/01/22 [配信紹介記事] Echoes of Calling
ステージナタリー
北村明子「ライブとは異なる視点で」、新プロジェクト「Echoes of Calling」配信開始

2021/01/07 [公演紹介記事] Echoes of Calling
毎日新聞
「北村明子さん=アイルランドとの文化交流に取り組むダンサー・振付家」

2021/01/05 [公演紹介記事] Echoes of Calling
ステージナタリー
北村明子が“土地の文化”をたどる新プロジェクト始動「Echoes of Calling」

2019/10/24 [公演紹介記事] Cross Transit project『梁塵の歌』
毎日新聞デジタル版「未来のアジア、ダンスで表現 世田谷であすから」

 

2019/12/27 [レビュー] Cross Transit project『梁塵の歌』
『ダンスマガジン』2020年2月号(新書館)
「身体の記憶を尋ねて」(執筆:尼ヶ崎彬)
「ベストステージ&ピープル2019」では、尼ヶ崎彬氏、高橋森彦氏、貫成人氏が『梁塵の歌』を選出。

 

2019/09/08 [対談]
Hafu Talk
「ルーツとの対話(トーク)、身体から問うーーダンサー/振付家・北村明子さんとの対談(byケイン樹里安)」

 

2019/04/01 [レビュー]『Cross Transit』Japan Society NY公演
The Dance Enthusiast(執筆:Erin Bomboy)

 

2019/03/22 [レビュー]
『Cross Transit』ジョン・F・ケネディ・センター、ワシントン公演
CriticalDance(執筆:Carmel Morgan)

 

2019/03/22 [レビュー]『Cross Transit』Japan Society NY公演
よみタイム2019年3月29日号 Vol.346
「ライブ・パフォーマンスが放つ未来への希望」(記事:木川貴幸)

 

2019/03/22 [公演紹介記事]『Cross Transit』Japan Society公演
Broadway Worlds

 

2019/03/21 [公演紹介記事]『Cross Transit』Japan Society公演
New York Times
「8 Dance Performances to See in N.Y.C. This Weekend」

 

2019/01/01 [レビュー] Cross Transit『土の脈』
KAAT神奈川芸術劇場広報誌『ANGLE』vol.4(執筆:乗越たかお)

2018/12/27 [レビュー] Cross Transit『土の脈』
『ダンスマガジン』2019年1月号(執筆:貫成人)

 

2018/10/01 [対談]
SPICE
「北村明子(振付・ダンサー)、横山裕章(サウンドディレクター)が語る『土の脈』。それは迫力あるダンスと映像と照明と音楽が融合した空間エンターテインメント」

 

2018/09/25 [レビュー] Cross Transit『vox soil』
RealTokyo
(執筆:住吉智恵)

 

2018/05/02 [レビュー] Cross Transit『vox soil』
公明新聞(5/2付)(執筆:西田留美可)

 

2018/03/26 [インタビュー] Cross Transit『vox soil』
SPICE
「ダンサー・北村明子の新作 “vox soil” は、リズムの訪れを待つ人びとの時間を描く」

 

2018/02/26 [公演紹介記事] Cross Transit『vox soil』
ダンス雑誌『DDD』4月号(2/27発売)
松澤慶信教授「ダンス公演の楽しみ方講座」

2017/11/21 [レビュー]『Cross Transit』カンボジア・プノンペン公演
クメール・タイムズ

 

2017/11/20 [レビュー] 『Cross Transit』カンボジア・プノンペン公演
Kampuchea Thmey Daily週末版(11/19-20付)

 

2017/11/16 [レビュー] 『Cross Transit』カンボジア・プノンペン公演
プノンペン・ポスト

 

2017/05/01 [レビュー]『TranSenses』
Sors-tu? CA/CRITIQUE PUBLIE´
“RE´SONANCES VIRTUELLES | VISIONS FUTURISTES DE L’HUMANITE´ CHEZ TANGENTE”(執筆:Me´lanie Vibrac)

 

2017/04/30 [レビュー]『TranSenses』
Les Meconnus.net
《 Re´sonances virtuelles 》: le co^te´ trash de la technologie(執筆:Nathan Giroux)

 

2017/04/30 [レビュー]『TranSenses』
Sur les pas du spectateur
“Sur mes pas en danse: des “Re´sonances virtuelles” toutes aussi re´elles que de´routantes”(執筆:Robert St.)

2015年 [レビュー]『To Belong / Suwung』
『ダンスマガジン』2015年1月号
「Dance New Air2014――ダンスの明日 辿りついた至高の収穫」(執筆:石井達朗)

2014/12/14 [レビュー]『To Belong / Suwung』
Detik Hot
「’To Belong / Suwung’ 公演:身体の対話」(執筆:Is Mujiarso)

 

2014/11/10 [レビュー]『To Belong / Suwung』
チャコット
「著しい進境を見せたインドネシアと日本のコラボレーションTo Belong project」(執筆:佐々木三重子)

 

2014/10/25 [レビュー]『To Belong / Suwung』
Webマガジンシアターアーツ
「アジアの再発見と自己の再発見 北村明子『To Belong / Suwung』」(執筆:西田留美可)

 

2014/09/25 [インタビュー]
All About
北村明子『To Belong / Suwung』インタビュー!

2013/10/29 [対談]
CINRA. NET
「インドネシアと大激突 北村明子×森永泰弘 対談」

2013/03/19 [インタビュー]
国際交流基金 The Japan Foundation  Performing Arts Network Japan
アーティストインタビュー「インドネシアと協働する北村明子の新境地」

2012/09/10 [インタビュー]
CINRA. NET
「決して安住しないダンスの求道者 北村明子インタビュー」

 

2012/06/03 [レビュー]『To Belong -愛と消失』
Intisari-Online.com
「To Belong : Tentang Cinta dan Kehi langan (愛と喪失)」(執筆:Novani Nugrahani)

 

2012/05/09 [レビュー]『To Belong -愛と消失』
SINDO WEEKLY
「Pertemuan Tubuh  DUA  BUDAYA  異文化の身体の出会い」(執筆:sjafrial Arifin)

 

2012/04/29 [レビュー]『To Belong -愛と消失』
Koran Tempo紙
「Koreograhi Cinta dan Kehilangan 愛と喪失の踊り」(執筆:NUNUY NURHAYATI)

2010年 [レビュー] ビデオオペラ『KAIRO』
『カイエ・デュ・シネマ』2010年1月「ファントム・ダンサー」(執筆:ジャン・フィリップ・テセ)

2005年 [レビュー]『Ghostly Round』
BERLINER MORGENPOST紙 (ドイツ)「完璧なる混沌」

2005年 [レビュー]『Ghostly Round』
BERLINER ZEITUNG紙 (ドイツ)「儀式の錯綜の中で」

2005年 [レビュー]『Ghostly Round』
TAGESSPIEGEL紙 (ドイツ)「トランス状態のマシーン・ダンス」

2006年 [レビュー]『エレファントローズ』
Danza誌「感度良好なめまいの気分」(執筆:守山実花)

2006年 [レビュー] 『エレファントローズ』
オン・ステージ新聞「多層化された多彩な切り口」(執筆:門行人)

2002年 [レビュー]『Finks』
ダンスマガジン「傑作の誕生」(執筆:尼ヶ崎彬)
Leni-Bassoの「Finks」は、高い緊張感が最後まで途切れない。これは驚くべきことだ。物語などで観客を虚構の世界に巻き込んだ上で手に汗を握らせるのは難しいことではない。しかし北村明子はそういう品のないやりかたをしない。観客の舞台への同化や感情移入を拒否するという現代的な方法を選ぶ。これで目の離せない関心と息詰まる緊張を持続させるのは至難である。北村は独自の手法を開発してこれを追及してきた。「Finks」はその完成形であるといえる。普通のダンスが美しいポーズと流麗な動きとを振り付けの要素にしているとすれば、北村は動き出そうとする構えと中断される動きを要素にしている。構えは動きへの期待によって緊張をもたらし、中断は期待を阻止されることで緊張をもたらす。もっともこれを下手なダンサーがやれば退屈なだけだ。なんでもない所作がちょっとした力の入れ方の緩急だけでダンスになってゆくLeni-Bassoのダンサーのレベルはきわめて高い。映像・照明・音楽も北村の要求に応えていずれも水準が高い。舞台には余計な気分や感情が生じないよう配慮されている。色彩もメロディーも避けられ、明部と暗部の対比、音と沈黙との対比から空間と時間がレイアウトされていく。ダンサーは空間を横切るときも縦か横か斜め45度の方向に歩く。感傷や快楽を排して研ぎ澄まされた舞台は真剣勝負を見ているような緊迫感を放射する。傑作の誕生と言っていい。

2001年 [レビュー]『Finks』 NEW YORK TIMES紙 (アメリカ)

2001年 [レビュー]『Finks』 VOLKSKRANT紙 (オランダ)

2001年 [レビュー]『Finks』 BALLET TANZ誌 (ドイツ) (執筆:Akiko Tachiki)

2002年 [レビュー]『フル(ダ)ブル』
月間バレエ「異なる響きが共鳴しあう魅力的なポリフォニー」(執筆:村山久美子)

1999年 [レビュー]『bittersidewinder』
月間テアトロ「皮膚に切り傷」(執筆:長谷部浩)

1999年 [レビュー]『bittersidewinder』
下北沢通信(執筆:中西 理)

2001年 [レビュー]『dovetail』
月間バレエ(執筆:武藤大祐)

1999年 [レビュー]『Slowly, Slow for Drive』
ダンスマガジン(執筆:貫成人)

 

黒沢 清[映画監督]
北村明子のダンスを見て、いつも驚愕のうちに思うのは「これは人間ではない」ということだ。世界と相対する存在、ここに至ってしまった存在のことを、私なら怪物と呼ぼう。我々はその怪物の前で、一挙手一投足にただ脅えひれ伏すことしかできない。

 

ダンスマガジン「コレオグラファーカタログ50」
北村の本領は、額縁舞台で身体だけに頼ったダンスを見せることではない。むしろ舞台と客席との落差を取り払い、音や光や映像が劇場空間を満たし、ダンスと他の要素とが交錯し混交するようなものを目指している。五感のすべてに演出を仕掛けていく北村の作品は、芸術の境界が曖昧になり、ダンスの定義が書き直されようとしている現代の、ひとつの方向を示すものだろう。